2015年11月7日(土) 416/1000
<身の周りの整理、整頓、清掃から>
皆さんおはようございます。
致知11月号
「後から来る者たちへのメッセージ」 その1
日本を美しくする会相談役 鍵山秀三郎氏
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人間というものは、人から愛されたり、守られたりしていることに対しては極めて鈍感です。逆に自分の意に沿わないことに対してはとても敏感にできているんですね。
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日本という豊かで素晴らしい国は、生きるために必要なものは十分にある。実に幸せなことであると思うのです。発展途上国に行けば、教育どころか、食べる物も十分ではなく、常に命の危険にさらされているのである。
あらためて、日本に生まれてきて幸せと思うわけです。しかし、その幸せは当たり前となってしまい、今が幸せと感じられなくなっているように思うのです。だから、多くの人に支えられていることを忘れ、自分一人でここまで来たと思い込み、ほんの些細な有難いことに感謝の気持ちという感情が鈍感になっしまった。
欲望は尽きることなく、得た物は抱え込み、相手より自分の気持ちが優先となった。これでは思いやりどころではない。知らず知らずのうちに、「自己中病」という病にかかり、人間のあるべき姿を失っているように思うわけです。
そんな私たちがある日突然、別人になるとは思えないが、変わりたいと思う自分がいる。まずは、身の回りの整理、整頓、清潔の3S活動からやり直しであると考えています。