2015年10月26日(月) 404/1000
<命はコミュニケーション>
皆さんおはようございます。
9月のハーモニーメールでも取り上げました東京大学教授福島智氏の講演を聞いた。全盲ろう者で教授になったのは、日本初だけでなく世界初。・・・その2
コミュニケーションは人間にとって、水や酸素と同じである。つまり、コミュニケーションは、生きてく上でなくてはならないもの。食事に会話がなければ美味しくない。トランプは表情も見えなく、言葉もなければ面白くないのと同じです。コミュニケーションとは二人以上であり自分が存在しているという証なのです。という福島氏の講和であった。
宇宙空間に漂っていた福島氏は、母が編み出した指点字を使い会話やコミュニケーションをはかることによって、再び地上におりたのである。
福島氏の詩
<指先の宇宙>
ぼくが光と音を失ったとき
そこにはことばがなかった
そして世界がなかった
ぼくは闇と静寂の中でただ一人
ことばをなくして座っていた
ぼくの指にきみの指が触れたとき
そこにことばが生まれた
ことばは光を放ちメロディーを呼び戻した
ぼくが指先を通してきみとコミュニケートするとき
そこに新たな宇宙が生まれ
ぼくは再び世界を発見した
コミュニケーションはぼくの命
ぼくの命はいつもことばとともにある
指先の宇宙で紡ぎだされたとこばとともに
人間はコミュニケーションがなければ孤独になりおかしくなってしまう、死んでしまうと言ってもいいだろう。だから、生きるためには、もっというなら楽しく生きるためには、よりよい人間関係を築いていくことが重要になるのです。夫婦、家族、親子、職場の仲間、地域、さまざまな人間関係があります。
その中でも一番小さい人間関係は夫婦です。その最小単位の人間関係を上手くすることが第一歩となるわけです。
私たちは目も見える、耳も聞こえる。五体満足でありながら、不満足ばかりを言っている。本当に何かを失ったとき、その有難さがわかるのであろう。
そうならないためにも、当たり前の現実を有り難いと思い、日々感謝を噛みしめて生きることが大事であるように思えています。
命は尊い、その命はコミュニケーションによって生きている。
コミュニケーションこそ、生きていく上で最も大切な支えなのだと思えています。
命はコミュニケーションです。