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自分が降りる

2015年10月11日

2015年10月11日(日) 389/1000

<自分が降りる>

 

皆さんおはようございます。

 

二宮尊徳(二宮金次郎)氏の7代目子孫 中桐万里子氏と座談会 その1

 

中桐万里子様と京都にて大阪の運送会社の社長様、出版社の部長との座談会という貴重な体験をさせて頂いた。とても勉強になりましたのでシリーズにてまとめました。

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二宮金次郎は田畑と真剣に向き合い「実り」という幸福感を追求をしてきました。

600百を超える村の再建という実績はあげることはできたが人間関係につまずき、人を指導することは田畑とは違う関わりが必要になることを痛切に感じ、金次郎は一人の農民だったけれど指導者という強烈な壁にあたったわけです。

 

自分がどんなに正しくても、あるいは良い事をしても、それが必ずしも人が受け入れられるものではないという経験をすることで挫折、失踪するのです。そして偶然出会ったのが成田山新勝寺。

21日間の断食修行を終え、改めて農民と向き合うということになります。

 

なぜ彼らは妨害をするのか、なぜ彼らは自分の言葉に耳を傾けないのか。

被害者は誰なのか、加害者は誰だったのかという問いです。

 

ダメなのは奴らだ、悪人だと言っていたからこそ、自分を受け入れてくれなかったんじゃないだろうか。自分を妨害するヤツらが加害者で自分は被害者と思っていた。しかし自分がそうやって相手を批判していたから、跳ね返ってきたんじゃないか。加害者は金次郎自身であったと気づき、村に戻ることになります。

 

村も変わっていたのです。

金次郎に嫌がらせをしていた人達が金次郎がいなくなってから気づいたというのです。あんな状況でも、この村のためにとどまり続けてくれたのは、過去の指導者の中で金次郎だけだったではないか。今までの指導者は直ぐに諦めていなくなってしまったが金次郎は7年もの間、一生懸命やってくれたんじゃないか。

 

金次郎は村人たちに耳を傾けます。村人たちはこれまで多くの人達に捨てられて悲しい体験をしてきた存在であった。頑張っても頑張っても報われない中で必至に生きてきた存在であったと気づきます。多くの指導者が村人達に酷いことをしてきて、本当に申し訳なかったという詫びから始めた。

そして、もう一度村の再建に立ち上がろうじゃないかと声を掛けたことで立ち上がり、村の再建は成就したのです。

 

あの嫌がらせは、いつ金次郎がいなくなってしまうか分からないという不安の現れであったという。

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あの偉業を成し遂げた二宮金次郎さんでも指導者として悩んでいたということ。

本当に人を動かすということほど難しいものはない。痛切に感じています。

いくら自分が正義感を振りかざしても人は動かない。無理なものは無理である。

 

人に寄り添い、共に泣き、共に悩む。

 

何かそんな人間臭い関わり方が、上下や年齢の別、立場を超えた強い信頼関係をつくっていくのではないだろうか。

 

それは自分がもっと降りていくこと、越えなければならないものがあるように思えています。

 

 

 

 

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