2015年10月4日(日) 382/1000
<感謝の循環>
皆さんおはようございます。
致知出版社
「現代に生きる二宮翁夜話」より引用 その9
中桐万里子氏著
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金次郎は現状への感謝や満足を大事にしたのではなく、そこから行動に出ること(感謝をカタチにすること、受けた徳に報いること)を尊びました。
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私たちは、よく感謝という言葉を使います。では感謝とはいったい何だろうかと考えた時があります。答えは少なくとも私の感謝は、如何に軽いものであったと思えてきました。
仲間に助けてもらって感謝、仕事を頂いて感謝、家族に感謝、両親、多くの方々に恩恵を受けて感謝という言葉を発信しています。すると気がついたのです。今の存在そのものが多くの周りの人の支えがあったからこそであるということ。手を合わせたくなるほど、実は有り難いものであること。それこそが感謝であるということ。
するとある矛盾に気がついたのです。感謝、感謝と多くの恩恵を頂いていると分かっていながら、自分が何を返しているのか。もらいっぱなし、一人締めをしていないだろうかということです。感謝とは行動をしてこそ感謝になるのではないだろうか。そんな思いに至ったわけです。
行動とは、大それたことは出来そうにもないので、電車でお年寄りに席を譲る、ごみを拾う、掃除をするなど、そんな小さな行動が私にできるせめてものお返しなのです。
まだまだ実践としては弱いものですが、意識して行動を続けること、その積み重ねが感謝の循環ということになると思えてきたのです。