2015年10月3日(土) 381/1000
<人がイキイキ動く仕組みづくり>
皆さんおはようございます。
致知出版社
「現代に生きる二宮翁夜話」より引用 その8
中桐万里子氏著
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人は、外にある軸で答えを言われるとき、それがどんなに正しい善でも、どこか押し付けられる息苦しさや、やらされる束縛感や、重苦しい義務感をおぼえないでしょうか。金次郎はここで、人々に正しいことを教えることも、ましてや裁くこともしません。「関係が薄い者」には、なおのことそれをする代わりに、むしろただただ愛情を注ぐのだと言います。
もしかしたら人は、そうやって信じ、愛してくれる他者が存在するとき、自分自身の力で、自らの良心に立ち返り、あるべき判断をするようになるかもしれない・・・・・。そんなことをつよく想ったお話でした。
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自分を変えることもできないのに人を変えることなんておこがましいことと思える。自分が自分がとやってきたが思うようにいかない、続かない。
ある時、三ヶ日にあるN社さんに見学に行ってイキイキとした従業員さんを見て気づいたのです。
社長が中心にやってきたことを止めることにして7つの委員会をつくりました。朝礼委員会、おもてなし委員会、清掃員会、地域貢献委員会、広報委員会、環境整備委員会、社内木鶏委員会。
各委員会は月例報告会にて成果発表します。5月からスタートしましたが、これが素晴らしくいいのです。各委員会は、週に数回集まって活動しています。
感激したことがあります。パートさんだけの委員会があるのですが、その委員会は勤務時間中の委員会活動にかなり苦労されていたようです。
それを聞きつけた朝礼委員会が毎週水曜日の朝礼の時間を使って委員会活動をやりましょうと提案されたのです。この提案にパートさんチームは大そう喜んでいる姿がありました。事務所にいる社長では、この情報をキャッチできないでしょう。
委員会活動を通じて働く人の考えが成果になれば喜びになり、チームワークも向上すると考えるのです。
毎月の月例報告会が楽しみなのです。
社長の役割は多くの人の知恵をつかうこと。
人がイキイキと動く仕組みをつくることだと実感したのです。