2015年9月25日(金) 373/1000
<苦しみに向かう>
皆さんおはようございます。
致知10月号より引用
「人生を照らす言葉」より抜粋 その2
国際コミュニオン学会
名誉会長 鈴木秀子氏
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「可愛い子には旅をさせろ」の格言どおり、苦しみは人を鍛えてくれることも確かです。
苦しみを拒否すれば、人間は頑なになります。苦しみをとおして、苦しい経験を積み重ねることによって人間が成長していかなくては、苦しい経験をした甲斐がありません。そして、苦しみをプラスの経験に変えていくことは、その人の心の持ち方次第なのです。
大切なのは、苦しみに内包されたよい点を見つけること、そして苦しい経験を生かそうとする明るい心を持つ努力です。こうした心構えは一人ひとりに主体性を与えます。主体性を持つ時、他人の目はさほど気にならなくなるものです。
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腹が立つことがある、悔しいことがある、苦しいことがある、嫌なことがある、いずれも出来れば避けたいことばかりである。しかし、一人ひとりの過去の人生において大なり小なり必ず存在しており、それを乗り越えた経験を通して人間として成長をしてきたといえる。
苦しいということは何の意味があるのだろうか。同じ出来事でも一人ひとり苦しみの大きさは違う。それは、乗り越えてきた苦しみの差とも言えるだろうか。
苦しみとは、その人にとって不足があるからこそやってくる、つまりその人の成長にとって欠かせないものであり、その人にとって意味のあることと考えてみてはどうだろうか。成長するためのステップ。
スポーツで言えば、優勝するためのトレーニングとでもいいましょうか。
そんな生意気なことを言っても、苦しみは来て欲しくないし、出来れば避けて通りたいものです。
しかし、自分の心を最適な状態にするために容赦なしにやってきます。だから、それに向かっていく強い心を持つこと、強い覚悟もいるのでしょう。