2015年9月24日(木) 372/1000
<まずは行動しなさい>
皆さんおはようございます。
致知10月号より引用
「人生を照らす言葉」より抜粋 その1
国際コミュニオン学会
名誉会長 鈴木秀子氏
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価値基準が他人の目にある限り、自分の中の確固たる判断力は生まれようがありません。
他人の思惑にただ揺れ動くだけです。それだけに迷いもまた大きくなり、心の安らぎなど得られるはずもありません。
私たちの苦しみは、他人にどう思われた、他人に何かを言われた、ということがかなりの部分を占めています。その苦しみから逃れることばかりに終始しているわけですが、そのために人生に大切なものを置き忘れてしまっていることも知らなくてはいけません。
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変な風に思われたくない、嫌われたくない、他人の顔色を気にして行動ができない、なんともだらしない信念の弱い自分がいるわけです。
自分から抜け出し、自分を素直に客観的に見た時、それが正しいだろうかと自分に問うことであると松下幸之助氏はおっしゃっている。
なりたい自分、ありたい姿が公に正しければ、志を高く思い切ってやることである。
それが苦しみから抜け出すことかもしれない。それが、世の中への貢献となるかもしれない。
次のコラムが心に響いたので紹介します。
中野博氏の心に響く言葉より…
《冷暖自知(れいだんじち)》(道原「景徳伝灯録」より)
「まずは行動しなさい」
これは、禅の修行の第一と言われている教えです。
例えば、目の前に一杯のお椀があり、そこにお茶が注がれています。
それを見ているだけでは、冷たいのか温かいのかは、わかりません。
自分の手で触ったり、飲んでみたりして初めてわかるもの。
つまり、自分自身で行動してみなければ、何もわからないという教えです。
人としての基本を身に付けるためには、行動して多くの体験を積むことが重要であり、多くのことを学び取ることができます。だからこそ、何かを学ぶためにも、積極的に行動しなさい。
禅の修行の第一と言われている教えです。
どんなにたくさん本を読んでも、読むだけだったら何も変わりません。
『成功者はなぜ、「まあるい生き方」を実践するのか?』現代書林
行徳哲男師に次のような言葉がある。
「現代人は考えすぎる。しかし、考えて解決する問題など皆無である。
問題を解決するには行動するしかない。考えることは行動にブレーキをかける。
考えるから行動しない。行動渋滞が起きる」
「行動しなければ証は何も得られない。禅の教えにもある。『行ずれば証はそのうちにあり。行ぜずして証は得ることなし』と」
同様に、サントリー創業者の鳥井信治郎氏はこう語った。
「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」
お茶が冷たいのか温かいのかは、飲んでみなければわからない。
それを、飲む前から、ああだこうだと言う人がいる。
現代人は考えすぎる。
なにごとも、やってみなければわからない。
このコラムを読んで、「やっぱり行動だ!」
そんな思いでいるのです。