2015年9月23日(水) 371/1000
<扉の向こう側>
皆さんおはようございます。
致知10月号より引用
「道縁は無窮なり」より抜粋 対談その1
孔子第七十九代摘孫
中華民国総統府国策顧問 孔 垂長(こう すいちょう)氏
論語普及会学監 伊與田覺(いよた さとる)氏
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(孔)
「学びは水に逆らい船行くが如し」。
勧める努力をしなければ後退してしまうことを戒めた諺(ことわざ)があります。私が特に心に留めている言葉です。水に逆らって船を進めるわけですから、絶えず前に進む努力をしなければ、すぐに下がってしまいます。
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人間は何のために成長する必要があるのでしょうか。
例えば、目の前に大きな扉がある。扉にほんの少し隙間が空いており向こう側の景色が見える。微かに青空のような色合いである。もう少し開けてみると、大草原に草木が芽生えている。鳥の声が聞こえてきた。更に開けてみると、澄んだ川が流れて子供達が水遊びをしている。更に。。。。。
要は、扉の広さ、見える範囲によって景色が広がってきます。当たり前のことです。
見える広さで視野が広がり、創造力が高まり、ワクワク感、ドキドキ感、そして、躍動感がみなぎり、行動力が高まってくると思うわけです。
人間の成長とは、そういうものではないだろうか。
扉の話のように見える景色が広ければ広いほど、出来ることの幅が広がってくる。
見える景色が狭ければ、創造力が湧かず、出来ることも限られる。
その扉の広さこそ成長のレベルではなかろうか。レベルが上げれば見える景色は大きく変わるものと考えています。子供と大人の違いとも言えるかな。
だから、「成長した方が面白い!」と言いたいのです。
成長するためには経験も重要なことですが、休日の過ごし方が大切だと考えるのです。
家族と一緒に楽しむことや自分の趣味に時間を使うのはとても大切なことですが、自分の経験、知識、見識などを磨くために時間を使うことも大切だと考えるのです。それには、ボランティア活動、読書、業界に関わる勉強など、勤務中には出来ないことをやることだと考えています。
仮に自己成長のために週1時間、月に4時間の勉強をすると、1年で48時間ということになります。48時間が多いのか少ないかは分かりませんが、少なくとも0時間と48時間では大きな違いがあります。その人の「成長したい!」という姿勢そのものが人間を大きくしていくと考えるのです。
人間の成長は「学び」しかありません。
扉を外せば大パノラマです。
成長のレベルが上がれば、視野が広がり、思考力が高まり、気力が高まります。そして行動する範囲が飛躍的に高まってきます。それが働きがいや生きがいになっていくと思うのです。
当社の女性Oさんは、朝6時からの週1回のモーニングセミナーに来ています。それも毎週です。
日常の仕事、家事など忙しい毎日だと思うのですが、それでも欠かさず参加されることは、Oさんの扉がどんどんと広がり、ワクワク感や楽しさの体感しているから行動しているのだと思います。
やはり、行動のみが未来の扉を開くのだと思えています。