2015年9月19日(土) 367/1000
<イロコイ族の思想>
皆さんおはようございます。
致知10月号より引用
「日本人の生き方が教えるもの」 対談 その2
東京大学名誉教授 月尾嘉男氏
評論家 渡辺京二氏
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アメリカンインディアンにイコロイ族という部族がいますが、彼らは「我われが何かを行う時、七世代先の子孫にどういう影響を及ぼすかを考えて行う」と言っています。
ある土地を開発するにしても、二百年先を考えて適切かどうかを判断する、ということです。現代社会は、そのような長期の視点を失い、短期の利益を計算して開発を続けてきたわけですが、環境問題などが深刻になってきた現在、改めてイロコイ族の思想を参考にする必要があると思います。
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大気汚染、酸性雨、水質汚染、土壌汚染、地球温暖化、海面上昇、森林伐採、ゲリラ豪雨、干ばつなど、地球規模でみれば、様々に環境問題が存在する。
地球環境の問題は、人間の健康と直結している。
200百年先を考えて判断するイロコイ族の思想は、私たちに問い掛けている。
「このままでいいのだろうか!」
「私たちは何をすればいいのだろうか!」
「まずは身近なことでやれることはないだろうか!」
私たちは、目先の欲、自分の損得だけにとらわれてしまいます。
しかしそんな考えではだめだということをイロコイ族は伝えています。
100年後、200年先の子孫の事まで考え、広い考えで、子孫の幸せの事を考えて判断をしたいものです。
会社経営も同じでしょう。今だけ、自分だけ、お金だけ。
今の時代だけよければという考えは誰も幸せになりません。
それは自然ではないのです。自然ではないもの、不自然なものは壊れていくようになっています。
「今もいい、未来もいい」
そんなことを考えたいのです。