2015年9月12日(土) 360/365
<コミュニケーションは命 その2>
皆さんおはようございます。
致知9月号より引用
「自分を主語にして生きる」より抜粋 その2
東京大学教授 福島 智氏
「指点学」考案者 福島令子氏
九歳で失明し、十八歳で聴力まで失いながらも、世界で初めて大学教授になった福島氏
氏は過酷な運命をいかに乗り越えてきたのか。氏を支えて続けてきた母・令子さんとともに語って頂いた。
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(智氏)
苦悩というのは確かにしんどいことです。だけど人生では、いくら避けようと思ってもしんどい経験はやってくる。だったらそのしんどさを受け止めて、そのしんどいことにも何か意味があるんだろうと思うことが、たぶん力になってくると思います。
しんどいことを、しんどくないというふうに誤魔化すのではなくて、しんどいことはしんどいこととして受け止める。そしてしんどさとともに生きることで、それが肥やしになったり、豊かさになったり、強さになったりするんだろうと思うんです。
また、しんどさをしっかり受け止めた人は、他人が抱えているしんどさについても敏感になると思います。
もちろんすべてが順調なら、それはそれでいいんですが、そういう人生を歩んできた人は、他人が抱えているしんどさに鈍感になってしまうんじゃないかと思います。
そしてその人自身の人生も、厚みのないものになる可能性があるんじゃないかという気がしますね。
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会社がピンチの時に悩んでいた時を思い出すが、人間関係が上手くいかない時の悩みも深く苦しい。しんどいこと、辛いことは、その人のレベルにあった苦悩となってやってくるという。
夫婦、親子で憎しみあっていたとしたら、これほどの深い悩みはない。
まずは「家庭愛和」が基礎であり、会社が上手くいくためには、従業員のよい人間関係が基礎となる。
致知出版社のご支援を頂いて、社内木鶏会がスタートした。
人間が嬉しことは、自分のことを知ってもらうこと。悲しいことは、自分のことを知ってもらえないこと、のけ者にされることです。行き着く先は犯罪。
マザーテレサは、世界で一番恐ろしい病気は、孤独といっています。
社内木鶏会は、心を通わせる場であり「よい人間関係づくり」なのです。
致知の本を読んで感想を書いて発表する。その会話の中から相手のよい所を褒めて伝えるのが「美点凝視」。それが「笑顔」となっていくのです。
いろいろな意見がありますが、きっと体験を通じて分かち合える時がくると信じているのです。本来、人は清い心をもっているはず。それは笑顔からきっと湧き出てくると思います。
昨日のメールが身に染みる。
コミュニケーションは命である。