2015年9月6日(日) 354/365
<義と利>
皆さんおはようございます。
致知8月号より引用
「仕事を通じて自分を高め、魂を輝かせる」 より抜粋 その2
吉香社長 吉川 稻氏(きっかわ いね)
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あの3.11以降、世界は大きな変わり目にあって、これまでのような損得勘定で乗り越えていく時代ではなくなったと私は感じています。
これから日本が明るい未来を築いていくためには、一人ひとりが判断基準を「公」に合わせ、自分の内面の見栄や体裁やゴミみたいなプライドを省き、心のエネルギーを綺麗にしていくことが重要で、そのためにも感謝だとか、秩序を守ること、恩義を忘れないことが大事たと思います。
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「義」とは、私欲を捨て、公共のためにすること。簡単に言えば、「人の喜びのため」という理解でいいでしょう。ところが、そうではない世の中になっている。
イスラエルによく行く方から聞いた話です。
日本から見たイスラエルという国は治安が悪くテロがあり恐ろしい国。という印象があります。ところが、その方はイスラエルはテロはあるが夜道を歩いていても怖くない極めて治安のよい安心な国というのです。
イスラエル人から見て日本という国の印象は、恐ろしい国ということです。なぜなら、
平気で親兄弟を殺す。イスラエルではありえないそうです。
私たち日本人の精神文化は、「義」を重んじてきたはず、ところが「義」より「利」が優先してしまっているようです。「利」は利益、つまりお金。
身内を平気で殺す社会、自分だけの利益を追い続ける風潮、お金がすべての世の中、負の情報が溢れかえる社会。
私たちはどうすればいいのでしょうか。
学校教育に問題があることは分かるがどうにもならない。
だから、会社の役割が重要になってきていると考えているのです。