2015年8月31日(月) 348/365
<与えないこと>
皆さんおはようございます。
致知8月号より引用
「松下幸之助が目指したもの」より抜粋 対談 その10
志ネットワーク青年塾代表 上甲 晃氏
PHP研究所客員(元専務) 岩井 虔氏
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(岩井氏)
「積極性とはたくましさであり、闘いとることである」
「私共は上品さや知性を習得する反面、松下人としてどこまでもたくましさを身につけて行きたいものだ」と。
(上甲氏)
私はその積極性を、どういうふうに教育の仕組みにできるかを政経塾時代からずっと考えてきたんです。いま、自分なりにその答えを(つか)みました。それはいたってシンプルです。積極性を引き出すためには、与えないことです。
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満ち足りた社会だから、これと言って欲しいものがない。
私たちは必要なものは十分に手に入れていると認識した方がいいかもしれない。
だから、忍耐とかハングリーとか、また考える力まで失ってしまっているのではないだろうか。
上甲氏の言う、「与えないこと」には驚きです。
確かに自分から「やってみよう!」と思わなければ行動にでることはない。「やってみよう」と思うには、「物」も「答え」も与えないで自分で手に入れようとすること、考えてもらうことも大切だ。それが積極的な行動になっていく。
満足というものは「考えること」をなくしてしまったのか。
便利になることは良いことである。しかし、便利と楽とは違う。
便利は人間を幸せにするが、楽は人間を退化させていくのではないだろうか
掴みとるために必死に考える。やはり、課題、目標そして目的をキッチリと決めることだと思う。
まずは自分がやることだ。