2015年8月28日(金) 345/365
<人間の本質?>
皆さんおはようございます。
致知8月号より引用
「松下幸之助が目指したもの」より抜粋 対談 その7
志ネットワーク青年塾代表 上甲 晃氏
PHP研究所客員(元専務) 岩井 虔氏
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(上甲氏)
私は若い人によく言うんです。同じ苦労をしても、その苦労によって人生に影ができる
人がいる、かと思うと人生に深い味わいが生まれる人がいる。何が違うかというと、富士山に登りたいという強い意識を持つ人にとっては、途中の苦労は皆、血となり肉となるんです。しかし、無理やり登らされている人は、それをすべて苦しみと受け取ってしまう。
人生の基本ははやはり使命感、志だと思います。
その意味において松下幸之助という人は公の気持ち、使命感が人並み以上に強かった。
政経塾でもよく「人間の本質を勉強しいや」、「政治よりも人間の本質やで」と言っていました。人間に対する洞察力がないと真のリーダーになれないことは確かでしょうね。
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突然の降りかかってきた苦難を乗り越えようと頑張る。その時の精神力は糧になるが、逆の場合がある。その苦難を他の責任して怒り、恨みが消えずにいる場合は、その人の心を蝕んでゆく。
苦難を「喜んで受け入れる」とまではいかないかもしれないが、逃げられるものでもないので、考え方次第では、素直に受け入れることはできるかもしれない。その方が自然かも。
自分の実現したい大きさによって、苦悩の大きさも比例して大きくなるのだろう。だから、自分の人生における使命感や志を磨き続けなければ耐えられない。壊れてしまう。
リーダーで生まれたかぎりはそれなりの意味がある。その意味を自覚し全うするように努力することが本来の生きたかであるように思えるのです。
松下幸之助氏が言う「人間の本質」、これは難しそうである。
論語を学んでいこうと思う。