2015年8月26日(水) 343/365
<覚悟>
皆さんおはようございます。
致知8月号より引用
「松下幸之助が目指したもの」より抜粋 対談 その5
志ネットワーク青年塾代表 上甲 晃氏
PHP研究所客員(元専務) 岩井 虔氏
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松下幸之助は自身の経営において大きく三つの危機があったと述べております。
一つ目は昭和初期の世界恐慌。当時社員も三百人、四百人という頃だと思いますが、商品が売れなくなって従業員を半分に減らしたらどうか、という意見が出た。
しかし松下幸之助は一切リストラせずに、対策を考え、この危機を乗り越えたんです。
「あと半年頑張ってダメならワシは全財産を失う。従業員も職を失う。そのときはしゃあない。でもそこまでは頑張ってみよう」と。そこは大変な決断だったと思います。
後年、松下幸之助は当時を振り返りながら、「あの時は大変やったな。でも切り抜けた後、ワシの心と従業員の心が本当に溶け合った。あれでよかったんや」と言っておりましたね。
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最後まで諦めずにやり切る強い精神力。従業員とともに最後まで頑張る姿勢。
松下幸之助氏の覚悟。まさに生きるか死ぬか、これが「覚悟」というものだろう。
人間、腹を据えるとなんでもできる。何が起きても動じることはない。
なぜなら、覚悟ができたからである。まさに不動心というものだろう。
覚悟とは、困難を予想してそれを受け止めることであると言う。
覚悟とは、それほど人間の底知れぬ力を引き出していくのでしょうか。
ここまでやってだめだったら、「しゃぁない!」。
やれるだけのことをやり切るから言える言葉である。
毎日、そんな思いで仕事に向かっているだろうか。
いや違う、まだまだである。妥協している。
これでは、覚悟どころじゃない。後悔になってしまう。
まずは、目の前のことを真剣に向き合いことである。