2015年8月25日(火) 341/365
<成長することは楽しいこと>
皆さんおはようございます。
致知8月号より引用
「松下幸之助が目指したもの」より抜粋 対談 その4
志ネットワーク青年塾代表 上甲 晃氏
PHP研究所客員(元専務) 岩井 虔氏
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昭和八年に打ち出した「松下電器の遵奉(じゅんぽう)すべき精神」の七項目の一つですね。
そこには、
「我々使命の達成には徹底的力闘こそ唯一の要諦(ようてい)にして真の平和も向上も此の精神なくしては贏(か)ち得らざるべし」と説明が添えられていて、私も社員時代、いつも読み上げていたものです。
地位を極めたい人は、地位を極めた時ガクッと老いる。財を極めたい人は、お金儲けができたところで老いていく。しかし、道を究めたいという人は、永遠に老いないんです。それどころか老いてますます盛んです。私は松下幸之助という人は、道を究めようとし続けたと思います。
「道」という字を好んで書いていますが、経営の本質は何か、真理は何かという経営道を究めようとしたのだと。
そういう視点に立つと、道を究める上ではすべての逆境、試練が人生や経営の糧になるんですね。
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できれば苦難、逆境はない方がいい。辛い思いはしたいとは思わない。でも何かに向かおうとする時、必ず試練が待ち受けている。
言い変えれば、何もしなければ試練なんていうものはない。さて、どちらを選択するかである。
何もしなければ、何もない、何も変わらないということでもある。
松下幸之助氏のおっしゃる「道」とはなんであろうか。あまりに壮大で想像ができないが、自分が追求していくものと考えると、なんとなく見えてくるものがある。
経営者として成すべきとこと、あるいは、その枠を取り外し人間とは何なのかを追い求めていけば、道から外れないように思うのです。外れたとしても、もとに戻ることができるのでは。
逆境、試練はいつもある。程度の差はあれ、どんな人にも存在する。それを乗り越えてきた人だけが手にすることができるなんとも言えない人間性を身につけることができると思うのです。これを成長というのでしょう。
成長しなくても十分に生きて行ける。仕事をすれば報酬を得て生活の糧は手に入れることができる。ではなぜ、向かっていくのか。なぜ成長した方がいいのだろうか。
小学校の時の楽しみと、大人の楽しみでは随分と幅が違う。大方の人は、大人の方が楽しいと答えるでしょう。大人になれば、それなりの経験、苦労をしているから視野も広い。仕事や趣味のようにやれることも幅広くなる。
今は子供の時に戻りたいとか、大人になりたくないという悲しい世の中ではありますが。。。
成長すればするほど見える景色が変わって楽しくなると思うのです。富士山に登っていく過程で、見える景色が変わっていくのと同じです。
大人になっても同じだと思うのです。
成長する努力を怠らず自ら挑戦することで成長し、そのレベルでにあった、経験、ご縁、感激、感動、感謝、出会い、希望、夢、伝承、などに表現されるような景色を体験することで、働きがい、生きがいという楽しみが増幅していくと思うのです。
だからこそ、多くの従業員に成長する機会を与えていきたいと考えているのです。