2015年8月19日(水) 336/365
<やる気>
皆さんおはようございます。
致知8月号より引用
「一流プロへの道 人生は投じたものしか返ってこない」 対談 より抜粋その1
日本ホテル 統括名誉総料理長 中村勝宏氏
オフィス・カミーユ社長 上柿本元勝氏
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(中村)
夢を持つのは簡単だけど、それを実現するには普通にやっていても駄目ですよ。様々な条件をクリアするためには努力が必要だし、あらゆる厳しさを乗り越えなければならない。
ところがその過程で「厳しい」とか「苦しい」と言う人がいるけれど、その過程で苦労と思ったら、その人はそれでストップ、その場で終わりですよ。進化しません。
本当に上を目指している人というのは、傍(はた)から見たらものすごい苦労をしているように思えるけど、本人は苦労だなんて少しも思ってないんですよ。まっしぐらに上を見ているから。ただそうやって頑張った人でも、必ずシェフになれるとは限らないし、逆にひょんなことで運よくシェフになれた人もいるけど、そういう人は長続きしません。
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自分ひとりの苦労なんていうものはない。周りの人も同じように苦労していると思うと、苦労という言葉はつかえない。楽しいことも辛いことも分かち合える。
苦労というより、「乗り越える壁」という言葉の方がポジティブかな。
まして、苦労という重い経験はしたことがないので典型の青二才なのです。
目指している姿がある。ただ、それに目がけて進むだけである。それに辿り着くためには、乗り越えなければならない壁がある。だから多くの協力者がいるのです。
考えを分かち合える仲間がいると考えるのです。
道半ばにも達していないので、このプロセスをみんなで共有しながら、壁を乗り越えた時の勝利の姿をイメージするのです。
そのためには挫けてはいられない。
「やる気」だけなのです。