2015年8月13日(木) 330/365
<過去も未来も>
皆さんおはようございます。
致知8月号
「いかに可能性を花開かせるか」 対談 その6
元小結、大相撲解説者 舞の海秀平氏
筑波大学名誉教授 村上和雄氏
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(舞の海)
私はいつも自分自身に言い聞かせているんですよ。昼食を食べること。コーヒーを飲むこと。風呂に入ること。日常のすべてのことは決して当たり前ではない。ありがたいことなんだと。そうやって突き詰めていくと、この国に生まれたことのありがたさを実感せざるを得ません。
天皇が125代も続いている国なんで、世界のどこにもありませんよね。
自分はこんなすごい国に生まれたのかと、もうそれだけでひれ伏すような気持ちになります。そのことへの感謝の念を忘れないためにも、日々直面することを当たり前と思っていないか。常に自分に問い掛けるところから始めなければならないと思います。
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神武天皇が即位して2675年になる。男子直径で125代。
ちなみに神武天皇から5代先祖が天照大神となります。凄いことですよね。
自分より10代遡ると1024人のご先祖様がいることになりますから、125代前を計算したら38桁になっちゃって凄い数字になっちゃいました。数えらえません。ということは、日本人は神武天皇の子孫かもね。というより間違いなく繋がっていますよ。
自分の祖父母がどのように知り合い、結婚したのか。どこの生まれなのか、その当時の時代背景はどうであったのか。また祖祖父母は。。。
知っているのと知らないのでは、大きな違いがあり人生観も変わってくるのではないでしょうか。
祖先を敬い感謝をすることは、まだ見ぬ子孫へ、「立派な人生を歩んで欲しい!」との思いになってきます。
同様に働く会社の歴史を知ることは仕事観も変わるし、まだ生まれてない未来の働く仲間に「立派に繋いでくれよ、頼むよ!」という気持ちになってくるものです。
仕事をするということは、単純に「生活のためじゃん!」と反論する人がいるでしょう。
勿論、重要なことです。しかし全てがお金のためだけに仕事があるとすれば、その人からは、お金の臭いがプンプンして人は寄りつきません。顔つきもおかしくなってきます。お金を追い続けている人は一生追い続けて、満足を得られないまま死んでいきます。
得たお金を正しく何に使うのか。
何のために仕事をするのか。
清い自分を素直に見ること。
醜い自分を素直に見ること。
一度は真剣に向き合ってみようと思う。
自分の祖先や会社の歴史、自分の子孫と会社の未来。
一見、違うようですが、同じだと思うのです。
会社の歴史なんてどうでもいいよ。なんて思う人は、祖先に手を合わせることはない。
会社の未来なんてどうでもいいよ。なんて思う人は、子供達に伝えることはできない。
過去も未来も全て繋がっている。どれも大切にして全てに感謝だと思うわけです。