2015年8月12日(水) 329/365
<設立60周年記念式典 最終回 社員代表挨拶>
皆さんおはようございます。
社員代表挨拶で多くの人に感動を与えた社員代表の尾崎さん。
選ばれたというより、掴んだと言わせてもらいたい。
尾崎さんは控えめで、「私なんか」と自信なさそうな感じですが、本心は今の自分より成長したい、挑戦したいと思っています。その内なる闘志が行動に表れ、社員代表挨拶という大役に繋がったのです。
尾崎さんはこの機会を通じて、更に積極的な行動になっていくでしょう。つまり幸運の切符を手に入れたのです。それは、手に入れた人しか分かりません。いつもマイナス発信の人には、絶対にチャンスは掴めません。いつも同じことを言い続けているからです。
一度、チャンスを掴むと、次から次へのやってくるものです。
尾崎さんの社員代表挨拶の原文をこのままお蔵入りではもったいないのでお伝えします。
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本日は、大変お忙しい所、当社の設立60周年記念式典に、ご列席くださりありがとうございます。
心より感謝申し上げます。従業員を代表して、お話をさせて頂きます。設立、60年を迎えるにあたり、鈴木喜徳会長より当社の昔のことを伺いました。
昭和30年8月、浮海徳七さんによって設立されました。当時は、うなぎのエサを運んでいたそうです。しかし、長年、赤字がつづき、大変ご苦労されたそうです。そして、昭和51年5月、当社の再建を託され、我武者羅に働き、10年後の昭和61年、累積赤字を解消。7万円の黒字になったことを、涙ながらに語ってくださいました。
きっと、私達には想像もつかない、血の、にじむような努力をされたことと思います。
会長のお話をうかがい、感じたことがあります。それは、影日向なく、ひたすら一生懸命に働いてきた姿を、お客様が見て下さり、信頼を得たからではないでしょうか。
おかげ様で、よいお客様に恵まれ、仕事が増え、設立60年を迎えられたことに、「努力は嘘をつかない」、と仰っていました。
会長のお話を伺い、先輩方の努力があったから、そして、つないでくれたから、今、私達が働くことができることを、感謝しなければならないと思いました。ここに改めて、先輩方へ、謹んで敬意を表します。
平成22年4月、鈴木喜徳会長から、鈴木啓之社長へ社長のバトンが渡されました。
新しい社長になって、これから、どのような会社になっていくのか、正直、不安で一杯でした。
鈴木啓之社長からお伺いした話を一つご紹介いたします。今では全く想像ができませんが、学生のころから、引きこもりで友達がいなかったそうです。自分さえよければ良いという人間で、そんな自分がいやだったと聞かされました。
平成21年、知人の紹介で株式会社ヤマネットの山田社長様を訪ねることになります。まもなく、ヤマネットリーダーシップ実践研修を受講。その後、社長は、自身の勉強不足を克服するために、猛烈な学びと、実践の日々が始まりました。
社長は、多くの会社の社長様と、ご縁を頂き、
・人は変わることが出来る、
・運命は決まっていない、
・そして、運命は変えることが出来ると気づいたようです。
今では、心から大切に思える仲間ができ、社長の周りには、いつも多くの人が集まっています。社長は、自分を変えるために必至に勉強し、実践をして、大変身を成し遂げました。そんな社長を尊敬し、そして誇らしく思います。
私は、子供の成長と共に、時間をとれるようになり、残された人生を考えるようになりました。後悔のない人生を歩んでいきたいです。そのためには、いつも社長が仰っています、「考えているだけでは何も変わらない、行動することだけが変わることができる。」この言葉で私の心にスイッチが入りました。
入社して14年になりますが、
ただ、お金を貰えばいい、ただ、平凡な毎日を送ることができればいい、そんな人生を変えたいと思います。私も、社長が受講されたヤマネット実践研修を受講することで多くのご縁を頂いたこと、そして浜松西倫理法人会様の朝6時から開催しているモーニングセミナーに参加し、多くの講師の先生のお話を聞かせて頂くことで、今まで当たり前のように生きてきたことが、実は、当たり前ではなかったと気づきました。
多くの人に支えられ、生かされている自分に気づくことができました。今は、よい事も、悪い事にも感謝の気持ちと、 そして何事にも前向きに考えられるようになってきたと感じています。
私は、社員の一人です。私の出来る事は、小さな事かもしれません。
でも、一人ひとりの小さな力が集まれば、きっと大きな力になり、もっと、もっと良い会社になっていくと確信しています。
残された人生を、鈴木社長や働く仲間と一緒になって、これまでに培ってきた、チームワークの力である「和力」を高め、感謝の気持ちをもって、よい会社づくりに貢献していきます。そして、今より、笑顔の溢れる職場づくりを働く仲間と一緒に目指していきます。
最後に、設立60周年を迎え、宣言を致します。
私は、入出運送で働く事に誇りを持ち、一緒に働く仲間に感謝の気持ちを忘れません。
日常の小さな事でも気づきを大切して行動に移します。
今日は、このような機会を頂き、誠にありがとうございました。
従業員を代表して、入出運送株式会社 設立60周年記念式典の挨拶とさせて頂きます。
ご清聴ありがとうございました。
2015年8月9日 尾崎ゆかり