2015年8月7日(金) 324/365
<相手を認めること>
皆さんおはようございます。
致知8月号
「いかに可能性を花開かせるか」 対談 その4
元小結、大相撲解説者 舞の海秀平氏
筑波大学名誉教授 村上和雄氏
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(村上)
師匠からはどんなことを教わりましたか。
(舞の海)
勝っておごるな、負けてひがむな。負けたのは自分の努力が足らなかっただけだと。そして自分に勝った相手に拍手を送る気持ちがないと強くなれないぞと。引退後のいまも指針になっています。
勘違いするなとも言われました。お客さんに相撲を見せてやってるんじゃない。見て頂いているという気持ちで土俵にあがんなさいと。また、負けてもしょんぼり花道を引き揚げてくると、「同情されて嬉しかったか?」と言われました。
同情されるようになったら勝負は終わり。負けても毅然(きぜん)と引き揚げていかなければならないことを教わりました。
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「ひがみ」ほど見苦しいものはない。悪臭を放つ。
相手もよし、自分もよしである。
自分になく相手にあることをひがむことなく、堂々と歩み続けることに、自分らしく一本筋の通った生き方がある。
自分のレベル以上の自分を表現すると、直ぐにボロがでる。張りぼてに過ぎない。
自分が成長する以外に方法はない。
ひがむという醜い心は捨て素直になり、悔しい気持ちは闘志に変えていくのである。
上手くいかないのは、誰のせいでもなく自分の至らぬさが生んだ現象にすぎないという。なんとも醜い自分がいるのである。まずは、自分の目指す目標に向かい、わき目も振らず進むだけである。
相手もよし、自分もよし。
それは、相手を認めることである。