2015年7月19日(日) 305/365
<自分が正しい、そして相手も正しい>
皆さんおはようございます。
致知7月号
「『断行熟慮』―実践の中から新しい知恵が生まれる」より抜粋 その2
作家 三戸岡道夫氏
********************************************************************************************
会社は人の集合体であるからして、そこで最も大切なことは、「人間関係」をいかに円滑にするか、ということだろう。いくら能力があったとしても、人間関係がうまくいかなければ人間集団の中で仕事はできない。
例えば、何か頼み事をする時に、いつも忙しそうにしていたり、すぐに嫌な顔をする人に頼もうと思うだろうか。そういう人は同僚からも煙たがられるのはもちろんのこと、上司から重要な仕事を任されないし、成長もしない。
********************************************************************************************
人間には長所、短所がある。
物静かで無口だという短所があれば、いつも冷静で洞察力があるという長所ともいえる。おっちょこちょいという短所があれば、行動力という長所でもある。
長所、短所は表裏であり同じ量が存在する。
例えば、私たちの言っていることは、
「あの人は、いつも人の言うことを聞かないんだよねぇ!」
「あの上司は、ちょー上から目線だよねぇ!」
「うちの会社ってさぁ、本当に人使いが荒いよねぇ!」なんて!
という話が主流じゃぁないでしょうか。
言い変えれば、人の悪口、文句、っていうやつですよ。なぜでしょうか。
人間は、自分の悪い所は棚に上げて、人の悪い所はよく見えてしまいます。
他人を批判する前に自分はどうか? と考えてみてはどうだろうか。
人間は、誰の事よりも自分のことが一番かわかってないかもしれません。
一番やっかいなのは、自分自身かも。
その自分を上手くコントロールできれば、上手く人間関係を築いていけると考えるのです。まずは、自分をよく知るということ。相手もよく知ること。
その原点は、「自分が正しい、そして相手も正しい」と浜松南倫理法人会の鈴木会長から教えて頂きました。