2015年7月15日(水) 301/365
<変化すること>
皆さんおはようございます。
致知7月号
「心を尽くして全力投球する」より抜粋 その3
公益財団法人 トヨタ財団理事長
遠山敦子氏
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なぜ、できたかというと、根本にあったのはやはり責任感でしょうか。あるポジションを与えられたら、そのポジションにその時にいるのは自分だけですよね。権限や機会も与えられているわけですから、一番難しいことは何かを見つけ、それを実行していくことが、そのポジションを与えられた者の責任だと考えてきました。
特に私の場合、あまり前例に囚われないタイプですから、周囲からは随分いろいろなことを言われましたが、ある時点からそれが全力投球する値にするのであれば、他人にどう思われようが周囲の人を説得してでもやろうと考えることにしたんです。
要は発想の転換をしたわけですね。
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現状維持は誰にでもできることです。それでは、リーダーの存在価値はありません。世の中が急速に変化する中で変わらなければ、淘汰の道しかありません。それは、リーダーだけではなく関わる人、皆おなじです。
だから今よりもっとよくするためには変わらなければならないわけです。人は変わることを嫌います。なぜなら現状維持の方が居心地がよいからです。
今を変えることには反発が伴います。大きな反発があるということは、大きな事にチャレンジしていると考えればいいわけです。小さな反発は、小さなチャレンジだといえます。周囲からの反発がないとすれば、チェレンジしていないということになります。そういう人は、現状維持タイプの人です。
私たちは、変化を恐れず、「もっと良い方法はないか!」とチャレンジして、働きやすい
職場環境をつくっていくことが、リーダーの役割であり、働く人、一人ひとりの役割でもあると考えています。