2015年7月13日(月) 299/365
<素直に受け止める>
皆さんおはようございます。
致知7月号
「心を尽くして全力投球する」より抜粋 その1
公益財団法人 トヨタ財団理事長
遠山敦子氏
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これまでいろいろとお声掛けていただきましたが、私は自分がこんな仕事、こんな役職に就きたいということで希望し運動したことが一度もなくて、常に誰かから頼まれてやってきました。
明確に自分はこうなりたいという方もいらっしゃいますけど、私は置かれた立場で全力投球するという生き方を貫きました。ただ、そこで何をやるかということに関しては自分で考えて、自らの信念に基づいて進めていくことを続けています。
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一人ひとりの今の与えられた立場をどのように考えればいいのでしょうか。
結婚相手、仕事、離婚、旅行、趣味などなど毎日が選択の連続です。いずれにしても
自分が選択した道であることは間違いない。
例えば、結婚相手とどのようにして出逢ったのか過去をたどってみる。すると、あの時のあの出来事、あの出会いという連続の中に妻、夫が存在しているわけです。
それを偶然また必然と思うかで人生観が大きく変わってくるように思える。また、導かれたと思えばどうであろうか。
今、辛いことがあるとしても悲観してはいけない。大丈夫、きっとあなたはよくなる。
今、幸運に恵まれているとしても当たり前と思ってはいけない。大丈夫、きっとあなたは感謝の心を忘れない。
今、何も考えていないとしたら、自分が息をしていることを耳をすましてみるといい。大丈夫、きっとあなたは、生きていることに感謝できる。
全ての出来事は導かれていると考えると日頃の行いが大事であるように思うわけです。
人間は醜い心があるけど、よい考えを持って、よい行動をすれば、よい導きがあると信じたいのです。だから、流れに逆らわず、何事も素直に受けとめていきたいのです。