2015年7月10日(金) 296/365
<心を一つにする>
皆さんおはようございます。
致知7月号
「我ら八十路も溌刺(はつらつ)と生きん」より抜粋 その3
(対談)
東洋思想家 境野勝悟氏
ホリプロ創業者 堀 威夫氏
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(堀)
僕一人では何もできない。いろいろな人たちの応援や支えがあったから、ここまで生き残れたんだと思います。
もっとも、そのことを実感したのは後になってからで、創業当時は無我夢中だった。その頃心掛けていたのは、どんなに辛いことがあっても翌朝にはいい顔になって社会に出ていこうと思っていたね。お通夜みたいな顔してたんじゃあ、勝利の女神は微笑んでくれないだろう、と。これは僕の実感ですね。
(境野)
結局、経営というのは人柄なんですよ。人間ってその相手の人柄によって動くことを八十年以上生きていてつくづく思うな。
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いやなこと、辛いことがあると顔に出てしまうことが多い。これでは経営者はだめである。醜いと言ってもいい。
経営者の明るさ、元気、気迫、など全てが波動の如く働く人に伝わり、それが現象となって現れることを認識しなければいけない。
いつも「にっこり笑って」いれば、働く人は心穏やかになり、争いごともなくなってくるだろう。なぜなら、経営者は会社の要であり、経営者の鏡が社員であるという教えがあるのです。
100人いれば100人の考え方がある。
良い悪いではなく当たり前のこと。だから社長と社員が「心を一つにする」という、とても重要な課題に取り組む必要があると思えるようになりました。
まだまだ、未熟者であると思うのです。