2015年7月5日(日) 291/365
<使命と役割>
皆さんおはようございます。
致知7月号
「不安があるから喜びも大きくなる」より抜粋
フォトジャーナリスト 長倉洋海氏
世界の紛争地や辺境の地を訪れ、人の心を揺さぶるような一枚を追い続ける長倉氏
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僕は紛争地に行くたびに、死の恐怖を絶えず感じながら取材をしてきました。
ですから、彼(戦場で戦っている戦士)のように何度も死地を潜り抜けてきた人間にとって、死に対する恐怖とどう向き合っているかという質問をぶつけたことがあるんですよ。
「私も人間です。死が怖いこともあります。しかし、いつ死ぬかはを決めるのは神です。それまでを懸命に生きたい。『燃え尽きるまで戦う』という言葉が好きです」。これが彼の答えでした。
自分がいつ死ぬかということは誰にも分かりません。そうであるならば、そのことを闇雲に恐れるのではなく、それまでをどう生きるかが大事だという彼の言葉は僕の心に響きました。
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人間が憎しみ合いの戦争をする。そして「燃え尽きるまで戦う」という争い事は肯定できませんが、「自分の使命と役割に燃える」という言葉に置き換えれば、天から授かった命を思う存分に使っていると言えるのではないだろうか。
どんな人にも使命や役割があるのだと考えたいのです。しかし、多くの場合、そのことに気づかないで人生の終焉を迎えていく。
生まれて死ぬまでの人生で、 この仕事でお役に立つ、この人のお役に立つ、私はこれを成し遂げる。そして、多くの人に喜んでもらう。
そんな事が出来たとすれば、生きている実感がわいてくる。
楽しくなってくる。ワクワクしてくる。
神様から「お前の使命と役割はこれだ!」と教えてくれないので、そんなワクワク感が
使命と役割と考えたらどうだろうか。
進む道が見えてくるように思えるのです。