2015年7月4日(土) 290/365
<充実した日を過ごすこと>
皆さんおはようございます。
致知7月号
「我が国の伝統を継承する真の国際人を育てる」より抜粋 その1
オンリーワン幼稚舎 志道不二子氏
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森信三先生のご著書を読んでいると、私たちが人間として命を授けられたのは奇跡みたいなことだと述べていらっしゃいます。
一度しかないこの命を、自分の幸せのためだけに使うのではなく、与えられた能力を僅かでも世のために使っていく。そういう誇りある人間にならなくてはいけないと思います。
生かされているという謙虚な思いこそが、私は人間の生きる力の根本だと思うんです。その上でどんな逆境でも這い上がって進むだけの底力をつけていけば理想でしょうね。
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自分よろ10代遡ると2048人、20代遡ると2百9万7千百五十二人のご先祖様がいる。一人欠けても自分という人間が存在しない。これは奇跡と考えた方がいい。
自分の存在は当たり前ではなく、この奇跡という命を授かった以上、その一生を大事なことに使わなければ、ご先祖様に申し訳ないと考えた方が生き方が変わってくる。
しかし、現実はそうではない。その奇跡を当たり前と思い、遊びに溺れ、無駄に時間を過ごし、自分の役割をまっとうできず人生の終焉を迎えていく。こんな生意気なことを言いながら、私が典型的な時間を無駄にしているかもしれない。
人間の死は絶対に避けられない。明日かもしれない。
毎日、死に近づいている。
松下幸之助氏は、「死を恐れるよりも、死の準備のないことを恐れた方がいい」とおっしゃています。
だから、後悔のない人生をおくることが大事だと思うのです。
後悔のない人生をおくるためには、未来の不安をいだくのではなく、毎日を一生懸命に働き、、充実した一日を過ごすことであると考えるのです。