2015年7月1日(水) 287/365
<心と体の健康>
皆さんおはようございます。
致知7月号
「養生訓に学ぶ、生きる力の養い方」より抜粋 その2
長寿科学振興財団理事長 祖父江逸郎氏
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「心はからだの主人である。この主人を静かに安らかにさせておかねばならぬ。からだは心の下僕である。
動かしては働かさねばならぬ。
心が安らかで静かだと(現代で言う”平静の心”)、からだの主人たる天君はゆたかで、苦しみなく楽しむ。
からだが動いて働けば飲食したものは、とどこおらず、血気はよく循環して病気にならない」
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「病は気から」という。性分もあるだろうが、極度の神経質、悩み過ぎたり、自我が強いと自律神経失調症になったりする。心の状態によって、体調不良になったりすることはよくある。
いつも心が静かで穏やかでありたいがそうはいかない。怒り、悲しみは生きている限りつきまとう。
しかし、その大きさ、長さは訓練によっては調整できる。
早起きして数分でも瞑想すると心が落ち着く。禊(みそぎ)でお清め。
そんなことを一年以上も続けていると朝の活力が湧き出してくる感覚がある。
その後は、言うまでもないが活動的な一日が始まる。実に健康的である。
健康とは、肉体的に病気がないということだけではなく、精神的によい心の状態が必要となる。
心と体は常に一体であり、双方がよい状態でなければ健康とは言えない。
直ぐに解決できないことを深く考えずに流れに任せ受け入れること。
逆らってもなにもできるものでもない。
よい事も悪いことも、素直に受け入れることで前に進むことができると思うのです。
そして、いつも明るく、元気よくを心がけ、感謝を忘れないでいることが大事でしょう。