2015年6月30日(火) 286/365
<継続が楽しさを生む>
皆さんおはようございます。
致知7月号
「養生訓に学ぶ、生きる力の養い方」より抜粋 その1
長寿科学振興財団理事長 祖父江逸郎氏
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「およそ人間には三つの楽しみがある。第一は道を行って、自分に間違いがなく、善を楽しむことである。
第二に自分のからだに病気がなく気持ちよく楽しむことである。
第三は長生きして長く楽しむことである。
富貴であっても、この三つの楽しみがないと本当の楽しみはない。
(中略)もし心に善を楽しまず、また養生の道を知らないで、体に病気が多くて、最後に早死にする人はこの三楽を得られない」
善行を積むこと、健康を満喫すること、長寿を実現すること。貝原益軒はこの三つこそが人間の真の楽しみであるとし、この三楽を骨格として養生の心得を説いているのです。
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「モノをもてあそべば志を失い、人をもてあそべば徳を失う」(書経)
師匠から教えて頂いた。
私が考える信頼とは、「この人は絶対に裏切らないということ」、
その信頼を支えるのが信用。
信用とは「約束をやぶらないこと」だと考えています。
お金の欲に溺れ、お金と時間の無駄使いをすれば、自分を見失っていく。そして、生意気になり、約束を破り、
騙すようなことがあれば、その人は、自ら人の縁を切り徳を失っていく。行く先は奈落の底である。
人間の欲はつきることがない。それも我欲である。
我欲が強ければ強いほど、その人は悪臭を放つ。
誰しも自分が大事である。
左手に自己、右手に利他。そんなバランスが大事なのだろう。
利他心の奥底は、自己がいる。実に奥深い心理である。
まずは、つべこべ言わず、身の回りの小さな正しい実践をすることだと考えるのです。
挨拶、掃除、靴揃え、ゴミ拾いなど実に簡単な小さな実践である。
その積み重ねが「よい人格」をつくっていくのだと考えるのです。
小さな実践は無理がない。なぜなら誰でも簡単にできるからである。
しかしその継続が難しい。継続によって習慣化されるが、やらない時はどうも落ち着かず心が揺れる。
継続によって習慣化されるとそれが楽しさをつくっていくものだと考えるのです。