053-574‒2161 【受付時間】9:00~18:00 (土日、年末年始、GWを除く)

  • お問い合わせ
  • 053-442-6775
  • 応募フォーム

新着情報

出直し

2015年06月24日

2015年6月24日(水) 280/365

<出直し>

 

皆さんおはようございます。

 

致知6月号

「論語」と二宮尊徳

「日本の教育の建て直しは縦て直しから」より抜粋

寺子屋石塾主 岩越豊雄氏

********************************************************************************************

よく考えると、親への「孝」や年長者への「弟」はいわば縦軸の関係です。

戦後教育の基本は民主主義、個人主義の名のもとに、縦軸を絶ち、すべてを横にすることを理想としました。

現に占領軍の日本教育使節団員で高松宮の教育係を務めたオーティス・ケリーは、「横軸のない日本」という著書で、日本は縦軸が強すぎる、横軸を強くするようにということを述べています。

 

縦軸を横軸にすることは、日本の弱体化の一因にもなりました。

昔から日本人は縦を絶って、横にすることなどろくでもないと考えていました。

そのことは、横のつく日本語から推察できます。横柄、横着、横暴です。

 

以前、県の教育事務所の所長をされていた方が、いまの日本の教育は学校崩壊をはじめ、深刻な問題を抱えている、その本は、長幼の序や、親や先生を敬するという縦の関係が崩れてしまったことにある、とおっしゃっていました。

 

戦後間もない頃は、まだ、戦前の教育を受け、そうした気風を持った親や先生がいたから何とかもった。

 

しかし、いまはそれが横様(よこざま)に崩壊してしまった。そこに日本の教育問題の根源があるように思います。

日本の教育の「建て直し」には、正に「縦に直す」ことから始めなければならないと強く思います。

******************************************************************************************** 

縦軸の代表は軍隊。命令により隊の生死にかかわることなので、命令が絶対でなければなりません。

極端な封建的な思想は、現代人に合っているとは思いませんが、余りにも崩れてきているように思えています。

私たちは戦後生まれ。学校教育では、人よりいい点数をとって、いい高校に入り、いい大学に、そして、いい就職先に就くことが「人生の勝者」であるという教育を受けてきた。

 

その先にあるものは、「お金が全て」という拝金主義な思想になり、「俺が、俺が」という利己的な考えが強くなってくる。そんな病にかかっていることさえも気づかないのです。いわば洗脳とでもいいましょうか。

 

これが私たち大人の状況であると思うわけです。しかし、この領域から脱するのは極めて難しい。なんせ長い間、誰しもこの思想で生きているから。

 

社内木鶏会は、美点凝視。相手のよい所を褒めます。批判や悪口が日常の中、相手のよい所を褒めることは、自分にとっても相手にとってもよい波動になり、笑顔になります。この笑顔が互いの関係をよくしていくわけです。

 

ある方に聞きました。「社内木鶏会はどう思いますか?」

「はっきり言って、意味がない。褒められても、本当はそう思っているわけないし」という返事。人を「疑う」ということは、相手を尊重できないということ。そのような人が結構いるのではないか。極めて難しい世の中である。これも戦後教育の影響なのでしょう。

 

生意気にも私が言える事ではないが、言葉使い、礼儀、立ち振る舞いなどが極めて欠如している。学校崩壊は時代を超え、会社の崩壊、社会の崩壊へとなっている。

 

大人を変えることは難しいが子供を変えることことの方が早い。

幼児教育から日本の出直しが必要な時だと考えるのです。

 

 

 

この記事を読んだ方に
人気の記事

  • 社長ブログ 2023年01月08日

    母性のスイッチが入る瞬間

    2023年1月8日(日) 1065回  <母性のスイッチが入る瞬間> ***********************...
  • 社長ブログ 2023年01月07日

    募金活動に立ち上がった生徒

    2023年1月7日(土) 1064回  <募金活動に立ち上がった生徒> *********************...
  • 社長ブログ 2023年01月06日

    幸せも不幸せも自分の思い次第で決まる

    2023年1月6日(木) 1063回  <幸せも不幸せも自分の思い次第で決まる> ***********...

まずはお気軽にお電話ください

倉庫見学、システム説明などすべて無料
ご案内いたします。

  • 053-574‒2161
  • 応募フォームはこちら