2015年6月20日(土) 276/365
<レッテル>
皆さんおはようございます。
1年間のトイレ掃除を終了した6名の社員とお疲れさまの食事会を行いました。
その中に自閉症の20才のS君がいます。
S君は生ビールを2杯、なかなかの飲みっぷりで気持ちがいい。
会話が弾んだところで、6名でゲームを実施。順番に数字を声に出していくというもの。但し、「3」と「3の倍数」は言葉に出さないで、一回、拍手をします。これが、意外と難しい。例えば、「12」、「13」は拍手となります。
心配していたS君ですが、見事に「13」、「21」を拍手でクリアーしていくのです。これには同席したメンバーが驚きました。
S君は私たちの言葉はしっかり理解し、3の倍数まで計算をしていたのです。
S君は言葉で伝えるのが困難なだけ。
できないだろうという「レッテル」を貼っているのは私たちであったのです。
S君に色々な仕事に挑戦してもらい、S君なら健常者に勝るとも劣らない出来る仕事が必ずあるはず。
それを見つけて欲しいと、その場にいた同僚にお願いをしました。
始めから出来ないというレッテルを貼るのではなく、まずはやらせてみること。
人の能力は無限にある。そんなことを思いました。