2015年6月6日(土) 262/365
<好きな会社>
皆さんおはようございます。
致知6月号
「人を大切にする経営を追及する」より抜粋 その1
日本レーザー社長 近藤宣之氏
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会社に入って不条理なことを経験すると新卒社員はバカバカしいと思って、三分の一が三年以内に辞めていってしまいます。
しかし、そういう仕事でも自分自身を磨く砥石だと思って一所懸命続けていると、必ず次のステップが開けてくるんですよね。
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三年前に高校の新卒男子を3名採用したが、3年以内に2名が退職していった。夢や希望をもって入社してくるが、現実の厳しい社会を目のあたりにして、3年のジンクスに挫けていくわけです。
会社も反省すべき所はあるだろうが、他の会社を知らない新卒社員は、「うちの会社は・・・」、「期待外れ・・・」という批判となり、他の会社がよく見えてくる。
これは、当然のことだと思うわけです。ですから、辞めていっても、ちょっとした家出であると思っているのです。
世間の厳しさ、優しさを体験して、それでもやっぱり入出運送がよかったと思えば、帰ってくると思うのです。いわゆる「出戻り」。そのような会社にしていかなければなりません。
自分の好きな会社とは、どのような会社でしょうか?
厳しくない、叱られない、面倒な教育はない、などの会社は自分のとって気楽で居心地がよい会社かもしれません。つまり自分の好きな会社とは、自分にとって都合のよい会社となるわけです。
それで本当によいのでしょうか。
会社を選ぶ場合は、「好きな会社」ではなく、「自分を高めてくれる会社」であるべきです。
教育訓練がある。礼儀作法が厳しく品性のある社員が多いなど、つまり、これらは、自分に不足している点を学び、自分を高めることができるわけです。結果、自己成長を体感し、好きな会社になってくると思うわけです。
「あの会社に入りたい。入出運送に入ってよかった」
これが私のやるべきことです。