2015年6月4日(木) 260/365
<不動心>
皆さんおはようございます。
致知6月号
「平澤 興の遺した言葉」より抜粋 その1
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(努力を継続する)
「ハチマキをして目をつり上げて」というような努力は格好はよいものではありますが、そんな努力で本当に素晴らしい業績とか世界的な成果を挙げるというのはおそらくできないと思います。
命を懸けた努力というものは皆ある意味では非常にゆとりを持った、しかし、いかなる場合にも決して揺るぎのない努力であります。
それは、あらゆる知恵とあらゆる愚かさとを混ぜ合わせたような努力であります。
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20代、30代の頃は、仕事は質より量で動いてきた。
多くの経験の中から学ぶことが多かった。
また、若い時には質より量で体力的に努力しなければならない時期もあるが、経験を積んで、そこそこの年齢になった頃には、どっしりとした不動心を少しでも持ちたいものである。
そのような、経験の中から培われた思考力、判断力、そして人間力は、正しい未来の方向性を見いだせるのではないかと思うわけです。
日夜、雑踏の中にもまれているようでは、未来どころか、足元の窪みを見るだけで精一杯となってしまう。
一日に一回、朝は正座をして、心を静かに呼吸を整える。そんな時間も大事でしょう。そんな「静かなる自分」をつくることで、不動な心が少しづつ培われるのではないかと思うのです。
そんな揺るぎない不動な心を持ちたいです。