2015年5月28日(木) 253/365
<お返し>
皆さんおはようございます。
致知出版社:「二宮金次郎に学ぶ生き方」 その6
二宮金次郎 七代目子孫 中桐万里子氏
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松下幸之助さんは、社の採用面接のときに必ず尋ねた質問があったと言うのです。
それは、「あなた、運がいいですか?」というものだったそうです。
この時、幸之助さんはたった一つの答えしか求めていらっしゃらなかったそうです。
「はい、運がいいです。」という即答が欲しかったと。
松下幸之助さんって金次郎と似ているなぁ・・・・・と感じました。
私には、こんなふうに聞こえたんです。
「あなたは、自分がたったひとりでここにきたのではないことを知っていますか。多くの人に愛され、育てられ、支えられ、そうやって途方もない力添えを得てようやく一人前になり、働くことができるこの場所までやってこれたと、そう自覚していますか。
その自覚のうえで、これからは社会人としての恩返しとして、松下電器で懸命に力を尽くしてくれますか」と。
つまり「努力してがんばるから賃金をくれ」という give and take の働き方でなく、
take and give という「報徳」で働いてくれますかという問いだったのではないかと。
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振り返ると幸運であったと思いたいのです。また、神様が助けてくれたとさえ思えています。
昨日のタイトル「善い考えと善い実践」を教えて頂き、意識して実践をしてきました。
結果、辛い事もありましたが大きな流れの中では幸運の連続のように思えています。それも私たちの力ではどうにもならないことが、良い現象として現れ救われています。
私たちは欲しがる人生を歩んでいます。それでは、運もツキも遠ざかっていくように思えるのです。
誰しも自分が可愛いし、自己ちゅーな所はあるでしょう。大事な所は、その大きさを小さくすることだと思うのです。
松下幸之助氏がおっしゃた「半分は自分、半分は社会のため」
多くのことを欲しがり手に入れてきました。既に十分に満たされているはずなのに、まだまだ、多くを欲しがっているのです。
自らも反省なのです。
だから、これからはお返しです。
家族のため、友人のため、会社のため、地域のため。
自分という尊い命をほんの僅かでもいいので、お役に立てるようにしたいのです。