2015年5月23日(土) 248/365
<水車と川>
皆さんおはようございます。
致知出版社:「二宮金次郎に学ぶ生き方」 その1
二宮金次郎 七代目子孫 中桐万里子氏
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自分はちょうと「水車」みたいに行動しているのだ、と。
くるくると廻る水車と、その下を流ている川を思い浮かべてください。
この時、水車は自分、川を相手と捉えてみるとよく分かると言います。相手とはつまり、自然であったり、相手の人間であったり、社会状況であったり、時代であったり、向かい合うべき課題であったり、家族や子供たちであったり・・・・・・。なんでもかまいません。相手にする「現実」のことです。
金次郎は、この水車と川が、互いに無理をせず、それぞれの自然体で働きながら、しかも理想的に「活かし合い」をしている点に注目して欲しいといいます。
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私たちの回りには多くの関係があります。
家族、友人、会社の同僚、上司部下、お客様、仕入れ先など、あるいは不景気という社会情勢。自分にとって、よい事、悪い事が日々起こっております。
水車が勢いよく回るためには、川の力を借りるしかありません。
金次郎さんのおっしゃる水車が自分、川が相手とするならば、自分を活かすには相手を活かすことになるわけです。
自分にとって都合のよい人、悪い人、あるいは都合のよい事、悪い事。全てに存在理由があり、それを上手く活かすことが水車が勢いよく廻るということ。
それはお互いを活かすというこであると考えるのです。
ゴールには簡単に到達させてはくれません。目標が高ければ待ち受ける試練も厳しくなってくるのでしょう。試練の大きさが目標の高さとも言えるかもしれません。
試練を超えるためには、試練から逃げるのではなく、試練に飛び込むことが金次郎さんの言う水車が廻るということと考えるのです。
全てを素直に受け入れる。そんな心構えが大切なのでしょう。
松下幸之助氏のおっしゃる「素直な心」を思い出します。