2015年5月20日(水) 245/365
<美しい表彰>
皆さんおはようございます。
金次郎は、その手腕をかわれ数多くの村の再建に成功する。
「二宮金次郎の一生」より抜粋 その3
三戸岡 道夫著 栄光出版社
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金次郎が意を用いたのは、村人の士気を高める表彰だった。
それも代官とは、名主などが、上から指名して表彰するのではなく、村人同士の投票によって、善行者や、村一番の働き者を選ばせて、表彰したのである。
上の方で選ぶよりも、下で選んだ方が、的確な人選が出来るからであり、また、誰が誰を選んだかその責任を明確にして、個人の自覚をうながすのも狙ったのである。
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なるほどである。
上からの表彰は、客観的であっても客観的でない所があるかもしれない。
数値では表せないものもある。
多くの人が認めることは賞賛に値する。それは誉れ高き人である。
例え、数値に表れなくても、日々率先して人の嫌がる事を実践している人は、手本であり、勇気であり、私たちに力を与えてくれる。それは、誰であるか皆は知っている。
それこそ、「誉れ高き表彰」であり、勇気が湧いてくるのです。