2015年5月19日(火) 244/365
<半分は自分、半分は社会>
皆さんおはようございます。
道徳の心を育てた生涯。
16歳で一家離散し、働きながら学んだ少年が、幕臣となって破綻寸前の藩を次々と再建し、人々に生きる希望と喜びを与え続けた。
「二宮金次郎の一生」より抜粋 その2
三戸岡 道夫著 栄光出版社
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金次郎の教えや事業方法が、「報徳」と言われるようになった。
すなわち、一口に言えば、人間が働くのはただ自分のためだけに働くのではなくて、他の生命のために働かねばならぬということであり、これが「他の恩に報いる」報徳なのである。
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「恩に報いる」
親からの恩、家族からの恩、友人からの恩、会社からの恩、社会からの恩、そして、今、生きているという恩。
そんな恩恵というものを真剣に考えたことがあるだろうか。
自分だけの力で存在していると勘違いしていないだろうか。
私たちはたくさんの恩恵を受けている。目に見えにず自然に受けているから気づかない。素直に「心の目」を開けば感じ取れる。「多くの人に助けられている、支えられている」と。 多くを頂いているから、お返しをすることが循環である、自然である。
それが報いるということと考えるのです。
もしそれを怠るとするば、循環は止まり、自然ではなくなり、上手くいかなくなる。
全てを世のため、人のためというわけにはいかない。
松下幸之助氏がおっしゃる「半分は自分、もう半分は社会のため」に自分の力をお役にたてる自分をつくっていきたいと思うのです。