2015年5月11日(月) 236/365
<苦難を乗り越える力>
皆さんおはようございます。
二宮金次郎の幸福論」より抜粋 その8
二宮金次郎 七代目子孫 中桐万里子氏
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物でも人でも、それが今ここに「有る」ということは、短所や苦労、苦難を、それでも知恵や工夫や協力とともに乗り越えてきた証です。もしどこかで諦めたり、投げ出したり、本当の意味での失敗をしていれば、それは今ここには存在しないからです。
今ここに有ること、それはその存在がドラマを超えてきたことの証。だからこそ、パワーや尊厳や奇跡(有り難さ)、すなわり「徳」があらゆるものに宿っていると考えられるわけです。
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今、自分がここにいる。
今、夫婦としての絆がある。
今、親子の絆がある。
今、会社が存在している。
どれをとっても過去があり、その過去には苦難があったと思うのです。
今、自分が存在しているということは、その大きさは千差万別であるけれど、苦難を乗り越えてきたと言えます。
苦難を乗り越えるために、支えてくださった方々の力が注ぎ込まれているのです。
だからこそ、そこには目は見えない力が働いていると考えたいと思うわけです。
それを運やツキと考える方が自然のような気がしています。
その運やツキを断ち切らないためには、自らの行いを正していくことにあると考えているのです。
自分の力ではない。助けて頂いている、見守られている。
単なる運やツキではなく、崇高な念いの中に自分が生かされていることに感謝をしなければ、ご恩に報いることができないと考えるのです。
その思いこそが次の苦難を乗り越える力となっていくと思います。