2015年5月9日(土) 234/365
<自分次第>
皆さんおはようございます。
「二宮金次郎の幸福論」より抜粋 その6
二宮金次郎 七代目子孫 中桐万里子氏
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世界のスタンダードでは、人間にとって本当の楽しみは余暇にあり、余暇を堪能するためにこそ辛くても仕事をがんばらなくてはいけない、と考えるのだそうです。
いわば仕事とは、余暇というご褒美を得るための仕方のない犠牲であり、責務だ、といったところでしょうか。
しかし、古来日本では、「人生の真の楽しみは仕事」とする感覚もまた存在しています。人間の楽しみを、消費する余暇にではなく、生産をする労働に見出していたということです。いわば、典型的な日本人らしいものだとも言えるでしょう。
人間にとって仕事とは、自分の大切なエネルギーを消費(浪費)する辛いものではなく、大切なエネルギーを活かす、極めて創造的で誇らしいものだよ。
金次郎の生き方から伝わるこのメッセージは、ある意味でわたしをとてもラクにしてくれるように感じています。
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休日になるともっぱらやる事は、本を読んでいる。1冊読み終えるにとても時間がかかる。なぜなら、心に残った事に線を引き、このメールのように一つひとつ自分なりの感想を書いている。だから記憶に残るし自分の考え方の整理にもなります。
世間でいうパチンコなどはやらない。暇だからパチンコに行くという発想は理解できない。そのような人は、暇ではなく時間の使い方を知らないだけだ。実にもったいないと思うわけです。
一家の大黒柱であれば一日24時間のうち半分くらいは仕事をしているだろうか。
残りの人生の多くの時間を仕事で費やすことになります。その仕事が辛いとするならば不幸であると考えるのです。
本来、仕事とは楽しくありたい。楽しいという表現でなくとも「働きがい」を持ちたいのです。一年前の自分の仕事と、今日の仕事と同じことをしていないだろうか。
もし、同じだとするならば成長していないことになる。本来、必ず成長しているはずである。成長していないと実感するならば目標がないからである。仕事の工夫をしていないからではないでしょうか。
会社から何も言われないから何もしないのではなく、与えられた仕事に真剣に向き合い、日々、自主的に改善を積み重ねていくことが尊い自分を活かすことであると考えるのです。
与えられた仕事を坦々とこなすだけではなく、「もっといい方法はないか」と考え、実践をする。その積み重ねが成長であり働きがとなると考えるのです。
仕事を楽しくするのは自分次第であると思います。