2015年5月6日(水) 231/365
<流れに任せる>
皆さんおはようございます。
「二宮金次郎の幸福論」より抜粋 その3
二宮金次郎 七代目子孫 中桐万里子氏
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「いま、ここに」という自分自身の行動に集中し、真摯に誠実に最前を尽くそう。
そのときは「望んで得る」のではなく、「願わくば譲られる」というカタチで何かを手にする。目的があって行動するのじゃなくて、あくまで行動が先。
行動が化けて結果が生まれるのだ・・・・・。
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売上を100円上げるという目標を決める。目標達成のための行動を決める。
つまり、手にしたい結果があるから行動をしていくという考え方である。納得できる。
しかし、金次郎さんは違うという。
勝とうとしなければ、負けることもない。100円という目標を事前に決めるから、10円しか生まない行動は失敗と呼ばれる。
目の前に現れたことに一生懸命に取り組む。
それは勝手にやってきたもの、望んだものではないので我欲はない。
その結果、何かを自然に与えられるということだろう。
流れに身を任せ、与えられた出来事に取り組んでいくことが自然の理法といえる。
水が高い所から低い所に流れるように自然であるからこそ上手くいくのは至極当たり前のことのように思えてきた。流れに任せることに無理はない。
自分一人だけの利益や満足を求める気持ちを捨てきることは難しいかもしれないが、多くの人の利益や満足を高めることはできるはずだ。
さすれば利他の精神が少しずつ培われ、目的や夢が天からに与えられるものと思うのです。