2015年5月4日(月) 229/365
<逃げられない壁>
皆さんおはようございます。
「二宮金次郎の幸福論」より抜粋 その1
二宮金次郎 七代目子孫 中桐万里子氏
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どうにもならないことの中にたたずみ、グルグルと思い悩み、嘆き苦しむこと。
それは一歩を踏み出す力を奪い、わたしたちを泥沼に沈めます。だからこそ金次郎は呼びかけるのです。
そうしたやり方はやめ、現実を「どうしようもないこと」と冷静にうけとめたうえで、前を向いて歩くための方法や知恵を創造しよう、と。
「どうしようもない」は、行き止まりで生まれる嘆息(たんそく)ではありません。それは、ナゾナゾの始まりを意味し、行き止まりに見えるその壁の向こうにはちゃんと道が続いています。
金次郎という人間は、そのことを信じて歩みを重ねた人物ではないかと思います。
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今年2月に中桐万里子さんにお会いした。
二宮金次郎氏は、当時にはめずらしく身長180cmの大男だったという。
そんな二宮金次郎氏の七代目子孫の中桐さんも同じく背が高く、毅然とした風格があった。
そんな中桐さんから2冊の本を送って頂いた。それもサイン入り。とても感激をしました。
「どうにもならないこと」を、どうにもならないと思っているうちはどうにもならない。
私達は困った事の出来事自体に心を奪われ思い悩む。
「あぁ、どうしよう、困ったなぁ」という具合に。
でも必ず解決の方法があると考えたい。知恵を出すのである。一人より二人、三人である。
「さぁ、この困ったことをどんな風に解決してやろうか!」と少々大げさにヒーローになった気分で気持ちを切り替え前進した方がファイトも湧いてくる。
どんな人でも振り返れば、何度も何度も、自分の壁を乗り越えてきているはずである。だから今生きている。
それが経験である。
壁は横一線に引かれている。だから、乗り越える方法以外に道はない。
回り道はないのである。
後ろに下がって逃げたとしても、再び壁が現れた時にはその壁は更に高くそびえ立つ。
壁を超える。そして、また壁がある。
壁を超えるたびに人は、なんとも言えない風格がにじみ出る。
そんな男になってみたいものである。