2015年5月3日(日) 228/365
<人は人によって磨かれる>
皆さんおはようございます。
致知5月号
「人を愛し、人に愛される」
順天堂大学名誉教授
ノアクリニック院長 駿河敬次郎氏
********************************************************************************************
どんな苦しいことでも、嫌なことがあっても、必ずそれは後から考えてみると、役にたっているんですよ。
だから細かいことは気にしないで、ニコニコ笑っているのが一番いいですね。
人を愛し愛される人間になりたいと思う気持ちがあれば、それが自然に行いに出てくると思うんですよ。
そのためには、やはり置かれた立場で一所懸命やることでしょうね。
私の母がよく言っていました。与えられた能力は人それぞれだけど、自分の持ち場で力いっぱい仕事をすることで美しい花を咲かせないと。
********************************************************************************************
苦しい時は、やはり苦しい。
それが必ず後で役に立つとは到底思えない程、苦しい時は苦しい。
でも、死ぬことが無い限り、その苦しみはいつまでも続くことはない。
嵐が通り過ぎるようにいつかは光が差してくると考えたい。
誰しも過去を振り返れば、苦しい時を乗り越えてきた経験はある。乗り越えた分だけ強くなる。苦しみを乗り越える時には、多くの人に支えられ助けられている。
だから、人の優しさの有難さがよくわかる。人の気持ちが分かるようになってくる。
苦しみとは人を強く大きくするのだろう。
人にはそれぞれ役割がある。能力の差はあれど、目の前の仕事に一生懸命になっている人の姿は美しく感動する。応援をしたくなる。そして、私も「頑張ろう」という気になる。
人は人によって磨かれる。そんな言葉があったことを思い出します。