2017年4月5日(水) 931/1000
<心の花を咲かせる>
皆さん、おはようございます。
小さな人生論 ポケット名言集(致知出版社) より引用 その1
著者:藤尾秀昭氏
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雑草は放っておいてもまたたく間に繁茂(はんも)する。しかし、美しい花は、水を与え、肥料をやり、虫を除け、丹精込めて育てなければ花開かない。
人間の心も、それと同じである。 放っておくと、雑草が生える。心の花を咲かせるためには、絶えず心を見張り、雑草を抜き取らなければならない。
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一つの出来事に対し、十人十色の考えがある。その方よいと思う。その方が組織は強くなる。その方が未来を切り拓いく力が生まれてくる。しかし、10人全員でなくとも、多くの人が同じ考えでなければならないものもある。
例えば、会社で言えば、目標や理念、ビジョン、会社の存在意義などがそれにあたり、それを社長が伝え続け、考えを揃える努力が大切なのであると考えています。特に幹部は”人を動かす”のが仕事なわけですから、同じ思想のもとピタリと意識があっていなければならないわけです。
その意識が合うことができれば、苦しい局面に遭遇したときに、一致団結して苦難を乗り越えられる力が結集されると思うのです。
社長が先頭に立ち、背中を見せること。また念いを伝えていくことで、働く人の心が少しずつでも意識を合わせることができると信じたいのです。
会社が倒産するのは外部環境ではなく、内部の崩壊だといいます。つまり「人」によるものであり、ひと言でいえば、信頼関係の崩壊であると考えるのです。
社長になって7年になりますが、その大切さ、難しさを実感しています。
誰でもきれいな心の花が眠っています。その心の花を咲かせるのは、よい社風であると思います。