２０１７年４月４日（火） ９３０／１０００
＜見えない貯金＞
皆さん、おはようございます。
「スイッチ・オンの生き方」致知出版社 その２
著者：村上和雄氏
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世の中にはすべて順調にいく人がいる半面、少しも報われない人もいます。そういう人は自分のしていることの意義をなかなか見つけにくいものですが、どんなことであれ、誠実に努力していれば、それは目に見えない貯金となって天に蓄積されているのです。
その貯金は自分に戻ってこないかもしれません。でも、自分の子どもや孫、あるいは社会の誰かの役に立ちます。だから、真摯で誠実な努力を決して欠かしてはならないのです。自分のすることを一代限りで考えてはいけないのです。
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僕が社長としてアイデックスという会社を預かり、１６０名を超える社員と一緒に仕事ができるのは、創業者を始め、諸先輩方、両親、ご先祖様が積んできてくれた「徳」という貯金のおかげのように思えるんです。なぜなら僕が会社を創業するほどの度胸とか、才能、まして徳があるとは思えないんです。でも、運命というか、宿命というか、そのような境遇で生まれてきたわけです。
つまり天から与えられた役割でありますから、今まで積んできていただいた貯金を少しずつ使いながら、継続できているように思っています。だからとても有難いんです。
僕が貯金を全部使い果たしてはいけません。大それたことはできませんが、僕自身も少しでも善行をして、いい会社にすること、少しでも徳を積んでお役に立つこと、未来の子供たち、未来のアイデックスで働く人たち、後継者のためにも貯金を積んでいきたいと思います。
