2015年4月18日(土) 213/365
<ご恩返し>
皆さんおはようございます。
致知5月号
「この人生を凛(りん)として生きる」
エッセイスト大石邦子氏は昭和17年福島県生まれ、39年に交通事故で半身不随に。闘病を経て、車いすの
生活となる。
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私はやっぱり恩に背きたくないんですよ。
それほど、私はたくさんの恩を受けてきました。その時代時代で様々な人が支えてくださったわけですよね。
その恩を私は忘れないで生きたい。
そこに何かお返しできるものはないけれども、自分の生きるこの命を以って、その方々に恥じる生き方はしたくない。
それが、私が貫きたいと思っている人生信条であり、人生の心得とでもいうのでしょうか。
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この大石さんの記事とメッセージに自分が情けなくなる。
一番耐え難い屈辱は、排尿だったという。それを強烈なリハビリから克服し、
絶望の淵から這い上がり立ち上がってきた。少しずつ体が動くようになり希望がでた。希望が力になったという。
大石さんと比べたら、私が苦悩と言うのがおこがましい。
ほんの些細な出来事に過ぎない。この年齢まで五体満足で生かせてもらっている。
作家の三浦綾子さんの言葉。
「馴れるということは何と恐ろしいことであろう。馴れることによって感謝すべきことを不満の糧にしてしまうのだ。」
まさに今の自分である。
家族がいる。会社の仲間がいる。親友がいる。そして、自分が生きている。
それだけでも十分に幸せなはずであるにもかかわらず、日常に不満を呟いている。
感謝と言葉に出しているが、口先だけの感謝だ。三浦綾子さんの言葉にあるように感謝が当たり前となり、
当たり前が感謝と思えなくなってきている。
当たり前というのは、有難いことである。
今日も私の代りに一所懸命に働いてくれる従業員さんがいる。
多くの恩恵を受けていることを忘れてはならない。
そして、誠実に一生懸命に生きることがご恩返しと思えています。