2015年4月12日(日) 207/365
<人は鏡>
皆さんおはようございます。
致知4月号
「しっかりしろ、人間の強さにあれ、人間の強さに生きろ」 その1
国際コミュニオン学会 名誉会長 鈴木秀子氏
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人間は理不尽な体験をすると、他人を責めたり、周囲の環境に不満を抱いたりしがちです。しかし、それそれらは昔、自分の心の反映にすぎず、不満の矛先を他人や環境に向けることは検討違いだというわけです。
これはまさしく人生の心理だと思います。
童話作家の山村慕鳥(やまむら ぼちょう)は、自分の内なる世界をきちんと整えることを一番の中心軸に置いてきた人といえます。常に自分をしっかり見つめ、困難に遭っても責任を外に転嫁したり、逆に自分自身を責めたりすることなく、現実を受け入れながら、思うにまかせない人生をよりよく生きるにはどうしたらいいかと考えた続けた人でした。
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嫌なこと、苦しいことは、他人や環境に責任があると考えてしまう。
「あいつのせいだ!」
「不況のせいだ!」と嘆く。
聞き覚えがある言葉である。実にみっともない自分がいる。
万人幸福の栞では、人は鏡という。
「親子、夫婦、交友、隣人、すべてがわが鏡であって、わが心のままに変わっていく」と説いています。
これは大変なことである。
毎日、嫌なことがある。腹が立つことがある。
それがわが心の反映であるとするならば、実に反省しきりなのである。
日常において、意識的になっていこう。
まずは、そんな思いになった時は、問いかけるように心掛けること。
これは、自分を変えるための訓練と考えていこう。