2015年4月4日(土) 199/365
<自分の心に従うこと>
皆さんおはようございます。
致知4月号
「絶望の中にいる人々の希望の光になりたい」より抜粋 その1
弁護士 大胡田誠氏
大胡田誠氏は、目が不自由な身で司法試験の難関を見事突破し、日本で3人目の全盲の弁護士としてご活躍しています。
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四回目の受験で失敗した時には、かなり落ち込みました。このまま受験を続けるべきかどうか随分迷ったんですが、その時に母が「迷った時には自分の心が温かいと感じるほうを選びなさい」って言ってくれたんですよ。・・・・・何かを迷っている時には、損か得かとか、人からどう思われるとかいうことじゃなくて、自分の心が求めているものに素直に従いなさいと言ってくれたんじゃないかと思います。
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全盲でありながら司法試験合格という凄さの裏側には、きっとその何倍も辛く、厳しいことであり、私達には到底、想像できないことです。
人間は迷う。特に新しい事に挑戦する時には損得を考える。言い変えれば儲かるか、儲からないか。
当たり前のことですが、儲かることを第一に考えると、思考、視野、時間、全ての事に制限という縛りが生まれ、結果的には出来ない理由をならべることになる。
まずお客様第一に考えると、お客様にとって最良がどうか。
お客様のお役にたっているかどうかである。
その後に儲けを考えていかないと、お金第一主義になってしまう。
大胡田さんのお母様が仰るとおり、心の温かい方を選択する、ワクワクする方を選択する、楽しそうだと思う方を選択する。その方が上手くいくように思えてきます。
自分のやりたい事を素直にやってみることだろうか。
自分のやろうとしている事は、どれほどの人を幸せにできるだろうかと考えてみたいと思います。