2015年3月28日(土) 192/365
<フラット>
皆さんおはようございます。
2月12日のハーモニーメールで書きました、入出運送では昨年6月より若い人から順番にトイレ掃除を1年間やってもらっています。
なぜ、1年間かというと、気づきと責任です。
毎日、交代でトイレ掃除をしていると適当なやり方となり、責任感が芽生えません。
それでは、トイレ掃除で最も大切な気づきは得られないと考えています。
若い事務員さん、倉庫作業者さん、その中には20歳の自閉症の青年Sさんもいます。
Sさんは、素手で便器と向き合っています。
そんな姿を見ていると、社長として責任を全うしなければならないと力が入ります。
社長が講師となって、6名に90分のトイレ講義を行いました。
それぞれ、トイレ掃除を始めた頃と比べて意識レベルが格段と上がっているように感じています。
6名が一緒になってトイレ掃除をやっているというチームワーク感も後押ししているのでしょう。
昨日、6名と一緒に焼肉を食べに行きました。Sさんのとびきりの笑顔が忘れられません。
社員と一緒になって、お互いの労を労うトイレの仲間。そこには、上下関係はありません。まさにフラット。
社長は単なる肩書き。働く仲間と一緒にお互いの役割を全うすることが大事であると考えています。
トイレ道場1期生の姿は、私にとっては勇気の源泉です。卒業まで3ケ月。
1期生の卒業生は、2期生に指導します。
若い人から順番に実践していますので、指導者は年下、教えられる人は年上になります。
お互いを認め合い、謙虚でフラットな精神が育まれていき、入出運送の強みとなっていくと思っています。