2015年3月9日(月) 173/365
<100年企業>
皆さんおはようございます。
あるコラムの抜粋
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韓国の中央銀行が2008年にまとめた報告書『日本企業の長寿要因および示唆点』に掲載されている
「200年以上の老舗世界ランキング」の表があります。
世界41ケ国で200年以上の老舗は5586社ある中で、その全体の56%の3146社は日本にあり、日本は断トツの世界ナンバーワンの老舗大国である。
第2位ドイツ837社、第3位オランダ222社、第4位フランス196社、第5位アメリカ14社、第6位中国9社、第7位台湾7社、第8位インド3社、その他1152社で、韓国は0社となっています。
さらに、日本には創業千年以上の企業は7社、500年以上は32社、100年以上は5万余社あり、これら長寿企業の89.4%は従業員数300人未満の中小企業にあると伝えています。
韓国は近年、政治面ではますます反日政策を強めていますが、本音では一日も早く日本のような老舗が多く存在する国家になりたいという願いを持っているようです。
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なぜ、世界の中で日本の多くの企業が長生きをしているのだろうか。
これは日本の精神文化と深く関係しているように思う。
至極当たり前のことですが、「嘘を言ったらいかん!」そんな教育を受けてきた。
日本人は、商売において信用を重んじます。昔から「信用第一」という言葉がある。
自分の利益よりお客様の利益を優先する。結果、信用というものを頂ける。
近江商人の「三方よし!」である。
外国から見れば不思議な国と言えるだろうか。
日本人は信用の怖さを知っている。
一度でも信用を失うことがあれば、それを取り戻すことは長い年月がかかることを知っている。場合によっては倒産もある。近年の偽装問題は代表的な事例である。
商売はお互いがよくなければ長続きしません。
信用の積み重ねが相手から信頼を得て、気持ちと気持ちの繋がりとなっていくように思います。
日本の商いの心は、信用と信頼。
入出運送は今年60年を迎える。
100年まで、まだまだ遠い道のりです。