2017年3月31日(金) 926/1000
<おかねさま>
皆さん、おはようございます。
致知4月号(致知出版社)
「どうすれば繁栄の道へ踏み出せるか」より引用 (対談)
陶芸家 北川八郎氏
鎌倉信託社長 鎌田恭幸氏
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(鎌田)
両親からたっぷり愛情を注がれ、幼少期に人生の法則を教えてもらっている人たちは全く違います。その一番の違いはやはり個人欲の深さなんですね。倒産する会社を何千と見てきた私の知人も、倒産する企業と、しない企業の違いは何かと言ったら個人欲の深さだと言っていました。
つまり、会社を倒産させる社長の多くが自分と自分の家族は大切にするけれども、周りは一切信用しない、とにかくお金が大好き、という人たちです。そして、そういう人は不安感も人一倍強い。
(北川)
お金や物をたくさん持てば持つほど失うのが怖いわけです。分かち合うことを知っている人は、人の徳といいますか、社徳を培えば、収入や売り上げは途絶えないという法則を知っています。それをしらない人は、いま持っている物をあげたら、もう入ってこない、失うと思ってしまう。でも、そうではないんだ。分かち合うことを覚えれば清水は湧き続けるから不安に陥ることはないと私は教えているんです。
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お金を嫌いな人なんていないよね。たくさんあっても困らないし、たくさんあれば安心ですしね。万人幸福の栞では、お金を働かすことである。働かせないとすれば、遊びたい子どもを家の中に閉じ込めておくようなものである。との教えがあります。
まぁ、いいたいことはわかるのですが、なかなかそのような心境になれないでしょうね。でも世間を見ていると、お金持ちの人ってたくさんいますよね。
マイクロソフトの創業者、ビルゲイツの資産は9兆7,000億円だって。ちなみに日本の一番のお金持ちは、ユニクロの柳井社長の1兆5,035億円。参考程度に京セラの稲盛和夫さんが931億円、トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎さんが338億円。ということです。凡人の我々には検討がつきませんが、海外に比べて日本人ってお金持ちが少ないみたいです。それでもお金って、集まる人のところには、ちゃんと集まるんだよね。
金(かね)、金といつも言っている人が側に結構いますけど、そのような人を見ていると、やっぱりお金が逃げているように見えます。お金の方も案外、人の好き嫌いがあるようで、思う存分に働かせてくれる人が好きなようです。反対に、執着心が旺盛で自分のためだけに使う人の所には、素早く逃げたいんだって。この前のおかねさまに聞いたところです(笑)
人間の欲っていうのは果てしないからね。もっと欲しい、もっと欲しい、と思っていますよね。僕もその一人なんですが。。。
ある時、お金の使い方を変えたんです。結構、楽になったことを覚えています。結局のところ、貯めたお金も物も、あの世には持っていけないもんね。だから、お役に立ってもらった方が、物が生きるっていうものですよね。