2015年3月5日(木) 169/365
<後始末をするということ>
鍵山秀三郎氏著、「掃除道」より その20
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ホテルの滞在中に心がけてきたことがあります。
部屋のバスを利用する場合、タオルを使っても、普通サイズのタオル一つだけです。
バスローブは勿論のこと、バスタオルも使いません。
石鹸やカミソリ、クリーム、ヘヤートニック等、全て持参したもので済ませるようにしています。
勿論、ホテル代のなかには、シーツ、タオルの交換費用や石鹸、シャンプー、カミソリ等の代金が含まれています。
だからといって、全部使わなければ損だという発想は、人に対する思いやりのない卑しい考えだと思います。
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以前は、備え付けの備品は持ち帰り、部屋はぐちゃちゃで帰るという始末。
「だって、金を払っているからいいんだよ!」
家には持ち帰ってきた備品が使われず山になっている。
今までの自分が如何に浅はかで、醜い心であるか気づきました。
それ以来、ハブラシを持参し、備え付けのものは使用はやまめした。
当然、持ち帰りはいたしません。
シーツを外し、マクラカバーを外し、使用したタオルと一緒にちゃんとまとめる。
バス、洗面台はできる範囲で水しぶきを拭きとる。
やっりぱなしでは、良い心掛けとは決して言えません。
「物はこれを活かす人に集まる」という倫理の教えがあります。
後始末をするように心がけています。
部屋を出る時には、一礼。
こんなことをしていると、なんとなく清々しい気持ちになります。