2015年3月1日(日) 165/365
<凡事徹底>
鍵山秀三郎氏著、「掃除道」より その16
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私は、「簡単なこと」「単純なこと」「単調なこと」をおろそかにしない、やれば誰にでもできる平凡なことを徹底し、その中で差をつける。そんな信念をもって、今まで生きてきました。
平凡なことを徹底して続けていますと、平凡のなかから生まれてくる非凡が、いつかは人を感動させる大きな力になります。
普通、簡単なことはバカにしたり、軽くあしらいがちです。しかし、そういう生き方をしていると、結果において人生をおろそかにすることになります。
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私の師匠から「小さな行動を徹底する」ことが大事であると学んだ。
これが極めて難しい。飽き性でなかなか長続きがしない。
極めて意志の弱い自分がいる。
毎日、毎日同じことを続けることは、継続力、忍耐力、何より強い自分の意志をつくることができるのだろう。そこには、「何のためにやるのか!」という信念がいる。
お寺の修行僧は、毎日決まった時間に起き、掃除をして、お経を唱える。毎日である。それも何十年と続けていく。手を抜きたい、止めたいという自分の心との葛藤である。
やはり「何のためにやるのか、自分はどうなりたいのか!」という強い信念がないと続かない。
なんでもない当たり前のことを徹底することを「凡事徹底」という。
掃除とは、実に単純な作業である。その奥深さに気づいた時に、新たな自分を見つけることができるであろう。それは、仕事そのものである。
昨日の仕事より、一歩前進した仕事をしたい。そのためには、気づく力がいる。
それを養うものが掃除であると考えたい。